元の記事はこちら

カナダ・バンクーバー  2025年11月26日

ChopValueの親会社であるMVP（Microfactory Venture Platform）は、責任ある分散型生産の拡大というミッションの新たな節目として、デンマーク・コペンハーゲンに新たな本社オフィスを開設するとともに、今月より南欧での製造事業を開始しました。

地域基盤の確立に向けて、MVPはヨーロッパ最大級のクイックサービスレストラン（QSR）グループであるRestaurant Brands Europe（RBE）の正式ベンダーとして承認されました。現在、スペイン、イタリア、ポルトガルの計12拠点において、Popeyes（ポパイズ）およびBurger King（バーガーキング）向けの店舗施工が第4四半期を通じて進行しており、家具一式のフルサービスソリューションを提供しています。生産および物流は、可能な限り地域内で完結するよう、MVPの製造ネットワークによって支えられています。今後の店舗デザインの方向性については、MVPの代表的なプロジェクト事例をご覧ください。

南欧におけるMVP初のマイクロファクトリーはスペイン・マドリードに設置され、ヨーロッパ全域での将来的なプロジェクトやパートナーシップを支える拠点となります。この施設により、必要とされる場所の近くで高性能な業務用製品を製造することが可能となり、同時に欧州市場全体でのサプライチェーン由来の排出削減にも貢献します。

本拡大は、2024年にトム・デイヴィス率いるChopValue UKチームが築いた強固なコミュニティの成功を受けたものです。

ChopValue サステナブル・エンジニアリング部門 シニアディレクターのエミリオ・マルティネスは、次のように述べています。
 「従来の中央集約型サプライチェーンは、もはや現在求められるスピードやサステナビリティ目標に対応できません。EMEA地域への展開により、Restaurant Brands Europeのようなパートナーは、廃棄物や排出、サプライチェーンの複雑性を最小限に抑えた地域生産を通じて、責任ある成長を実現できます。」

マルティネスは、Burger King、Popeyes、Tim Hortons（ティムホートン）、Firehouse Subs（ファイヤーハウス・サブズ）などのグローバルプロジェクトを手がけてきたQSR業界での10年以上の経験を持ち、MVPの事業拡大において確かな実行力を提供しています。
EMEA地域への進出およびRestaurant Brands Europeの正式ベンダー承認を受け、MVPは分散型製造モデルを新たな市場へと拡大し、排出削減と資源効率の最大化を実現する高性能な地域生産ソリューションを提供することで、責任あるグローバル製造の新たな基準を打ち立てていきます。

MVPについて

MVP（Microfactory Venture Platform）は、分散型マイクロファクトリーのネットワークを活用した「超地域密着型（ハイパーローカル）」アプローチにより、ネットゼロ生産を目指す次世代のグローバル製造を推進しています。未活用資源、先進技術、市場開発への投資を通じて、循環型製品の持続可能な商業化を実現することを使命としています。

MVPはサーキュラーデザインの原則を活かし、十分に活用されていない資源を高付加価値製品へと転換。地球環境と社会的意義を重視しながら、炭素貯蔵に優れた高性能製品を提供しています。これにより循環型経済を推進すると同時に、地域で活躍する人々― MVPが「Most Valuable Players」と呼ぶ存在 ― の可能性を広げています。
詳細は www.builtbymvp.com をご覧ください。

Restaurant Brands Europeについて

Restaurant Brands Europeは、スペイン、ポルトガル、イタリアにおいて約1,400店舗を展開する、ヨーロッパ最大の外食チェーン運営会社です。2017年以降、業界をリードする存在として成長を続けており、スペインおよびポルトガルにおけるBurger King®、スペインにおけるTim Hortons®、スペインおよびイタリアにおけるPopeyes®のマスターフランチャイズ権を保有しています。
同社は、高品質な食事と快適な体験の提供を通じて、持続可能な未来と地域社会への前向きな影響の創出に取り組んでいます。スペイン国内で最大規模の店舗網を有する企業として、サステナビリティ分野でのリーダーシップを重視し、サプライヤー、フランチャイジー、顧客と協力しながら取り組みを推進しています。
詳細は www.rbiberia.com をご覧ください。